【レビュー】KZ ZS12 PRO X | これが1万円以下の実力なのか

ぽんさん

「KZ」ってイヤホンメーカ知ってる?

つなさん

中華格安イヤホン?

ぽんさん

そそ、
どのモデルも安いのに、ハイブリッド型・多ドライバー構成とか
高級イヤホンに見られる技術を採用していんだよね

つなさん

コ、コスパ高そう…!

ぽんさん

今回は『KZ ZS12 PRO X』をレビューしていくよ!

目次

KZとは

まずは、簡単に『KZ』ブランドについて、確認していこうと思います。

KZは、中国・深センに本拠を置くイヤホンブランドです。

KZのHPはこちら

つなさん

HP見てみたけど、イヤホンに全力投球って感じ

特徴としては、

・数千円台の価格帯
・ハイブリッド型や多ドライバー構成のお高めのイヤホンに見られる技術を採用

ってな感じの、高コストパフォーマンスを売りにしています!

ぽんさん

『リケーブル』にも対応しているから、
ケーブルの交換とか、アップグレードも気軽にできるよ!

ZS12 PRO X

今回レビューするのは、KZの『ZS12 PRO X』です!

今回はエージングを含めて、約1週間ほど使用した感想を記事にしていきたいと思います。

員数・外観

本体は、亜鉛合金製でマットな仕上げとなっています。

ワンポイントで金色のネジがあり、デザインも相まってとても高級感あり!

価格

私が購入した時点では、約7700円ほどでした。

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スペック

スペックはこんな感じ

スペック表
ドライバーハイブリッド構成(1DD + 5BA)
・1基のダイナミックドライバー(10mm)
・5基のバランスド・アーマチュア(BA)ドライバー
周波数特性20Hz – 40kHz​
インピーダンス25Ω
音圧感度112±3dB
ケーブル長約1.2m(銀メッキケーブル)
プラグ形状3.5mmステレオミニプラグ
重量約50g(ケーブル含む)
カラーブラック
付属品シリコン製イヤーピース3ペア
フォーム製イヤーピース1ペア
2ピン着脱式ケーブル

本体の見た目に加えて特徴的なのは、『重量』

本体素材が、亜鉛合金素材でできているからだと思いますが、思った以上にずっしりときます。

つなさん

50gもあると耳につけたとき重くて痛くならないの?

ぽんさん

人によると思うけど、1週間使った感じ痛くならなかったかな

イヤホンテスト

では、おなじみ(本ブログでは2回目の登場)『AudioCheck.net』でイヤホン性能を確認していきたいと思います。

AudioCheck.netの使い方 (ChatGPTより) ※クリックして開く

​AudioCheck.netは、ヘッドフォンやイヤフォンの性能を評価するためのオンラインツールを提供しています。​以下に、主なテスト項目とその使用方法をまとめます。

  1. 周波数特性テスト(低音域):
    • 目的: ヘッドフォンの低音再生能力を評価します。​
    • 方法: 10Hzから200Hzまでのスイープ音が再生されます。音が聞こえ始めた周波数が、ヘッドフォンの低音限界を示します。一般的に、20Hzまで再生できれば良好とされます。​
  2. 周波数特性テスト(高音域):
    • 目的: ヘッドフォンの高音再生能力を評価します。​
    • 方法: 22kHzから8kHzまでのスイープ音が再生されます。音が聞こえなくなる周波数が、高音域の限界を示します。通常、20kHzまで再生できれば優れた性能とされます。ただし、加齢により高音域の聴力は低下する傾向があります。​
  3. スペクトル平坦性テスト:
    • 目的: ヘッドフォンが全周波数帯域で均一な音量を再生できるかを確認します。​
    • 方法: 人間の聴覚特性を補正したスイープ音が再生されます。音量が一貫していれば、ヘッドフォンの周波数特性が平坦であることを示します。特にイヤフォンの場合、装着の深さによって音質が変化するため、このテストを用いて最適な装着位置を見つけることができます。​
  4. ダイナミックレンジテスト:
    • 目的: ヘッドフォンが再生できる最も大きな音と最も小さな音の比率を評価します。​
    • 方法: 大音量のノイズと、徐々に音量が下がる音声が交互に再生されます。音声が聞こえなくなるまで再生し、その時点のデシベル値がダイナミックレンジを示します。数値が高いほど、ヘッドフォンの遮音性が高いことを意味します。​
  5. 品質テスト(バスシェイカー):
    • 目的: ヘッドフォンの低音再生時の振動や共振を検出します。​
    • 方法: 低周波のテストトーンを再生し、異常な振動やノイズが発生しないかを確認します。これにより、ヘッドフォンの構造的な問題や劣化を検出できます。​

これらのテストを通じて、ヘッドフォンやイヤフォンの性能を総合的に評価することが可能です。​テストを実施する際は、静かな環境で行い、音量を適切に調整して聴覚を保護してください。

このサイトを使用してテストする際は、
必ず音量を10くらいの小さい音量にセットしてから開始してください。

※※※※※※※※※※※※※
※大音量は耳ぶっ壊れます※
※※※※※※※※※※※※※

Frequency Response(周波数応答)

この項目では、①10Hz~200Hzと②22kHz~8kHzの2種類のテストができます。

パソコンの音量を『20』に設定して、実行しました。

KZ ZS12 PRO Xの周波数特性
周波数特性20Hz – 40kHz

①10Hz~200Hzの結果

スペックにある通り20Hz付近から音が聞こえ始めました

続いて②22kHz~8kHzの結果

テストは22kHzからスタートだったので、スペックの40kHzは、確認できませんでしたが、
やはり聞こえ始めたのは、前回レビューした『SENNHEISER IE 100 PRO』と同様
17kHzから16kHzの間で聞こえ始めたので、17.5kHzくらいから聞こえました。

Frequency Response(周波数応答)
総合評価
( 4 )

Spectral Flatness and Earbud Insert Test(スペクトル平坦性テスト

この項目では、ヘッドフォンが全周波数帯域で均一な音量を再生できるかを確認します。

パソコンの音量を『20』に設定して、実行しました。

こちらも問題なし。

低周波数から高周波数まで一貫して均一なボリュームで聞こえました

Spectral Flatness and Earbud Insert Test(スペクトル平坦性テスト)
総合評価
( 5 )

Quality(品質)

この項目では、ヘッドフォンの低音再生時の振動や共振を確認します。

パソコンの音量を『20』に設定して、実行しました。

終始ガタガタといった共振やノイズの発生はありませんでした

Quality(品質)
総合評価
( 5 )

以上の結果から、『KZ ZS12 PRO X』は仕様通りの再生能力があり、
再生時に不快になる共振やノイズがないことがわかりました。

ぽんさん

再生能力としては、オール5でもいいくらいなんだけど、
少し高音域の鳴り方がもっさりした感じがあったから
そこだけ4の評価

ぽんさん

でも、製品としては、1万円以下と思えないほど再生能力は高いとおもう

色々な音源を聞いてみる

使用機材:Fiio M6

つなさん

前回は古めロックだったよね

ぽんさん

うむ、じゃあ今回のラインナップはこれだ!

サカナクション

怪獣

明星

Wind

ざらめ

六等星

フジファブリック

銀河

ヨルシカ

憂、燦々

くるり

ワールズエンド・スーパーノヴァ

今回は少し落ち着いた感じの曲を選んでみました。

印象としては、「中音域」がはっきりしているため、ボーカルとか楽器の音がかなりクリアに聞こえる印象。

ただ低音や高音域の解像度が悪いのかといわれると、そうでもなくて、マイルドにチューニングされています。

ぽんさん

前回レビューした『Sennheiser IE 100 PRO』と聞き比べると、
明らかに中音域がしっかりしているね!

私は、低音や高音が強く、中音域が弱くなっているいわゆる「ドンシャリ」が結構好きなほうなのですが、

中音域がしっかりとした『KZ ZS12 PRO X』は、無骨な見た目とは裏腹に、ポップやアコースティック系(ギターやピアノ)、ジャズなんかもいいかもしれませんね!

まとめ

1万円以下ではとても優秀なイヤホンだと思います。

サウンドは「中音域」が強く、ボーカルや楽器の音を聞くことに特化していると思います!

また、イコライザでドンシャリを再現してみたところ、ロックにも十分使えるポテンシャルがありました。

ただ、特徴的な見た目である本体筐体の素材が「亜鉛合金製」で重量も「38g」と一般的なイヤホンより重くなっているため、

長時間の使用は慣れないと耳が痛くなる可能性を感じました。

ぽんさん

自身は大丈夫だったけど、やっぱり重いは重いね

その分頑丈さ耐久性はとても良さそうな印象です。

オールラウンダーというわけではありませんが、ボーカル・楽器メインで音楽を楽しみたい方にはとてもおすすめできます。

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