
14年使ったShure SE215がついに壊れた!



14年も使っていたことに驚き!!



リケーブルを繰り返し、繰り返しして大事につかっていたんだけど、
本体の端子が壊れちゃったんだ…。



MMCXの端子は壊れやすいので有名だから逆に14年ももったのすごい…!



でも、イヤホンのプレゼントをもらったから
今回はそれをレビューしていくよ!
ゼンハイザー(Sennheiser)とは
ドイツの測定機器メーカーとして1945年に設立された音響機器メーカーで、2025年現在でちょうど創業80年ということになります。
製品は色々あるけれど、マイクロフォンやヘッドフォン、ワイヤレスシステムなどが主力みたいですね。
ちなみに本社はドイツのウェーデマルク



全然関係ないけど、ドイツ行ったことないから行ってみたい…✨
Sennheiser IE 100 PRO
今回レビューするのは、『Sennheiser IE 100 PRO』です!
IEシリーズは、IE100からIE900までのラインアップがあり、その中でも、このモデルはエントリーモデルに部類されます。
実際に2週間ほど使用してみたのですが、エントリーモデルと思えないくらい音の解像度が高く、各音域でバランスよく再生できるのが印象的でした。
外観














価格
約10000円前後です。
ちなみに記事作成時の価格は『9700円』でした。
スペック
スペック表 | |
---|---|
ドライバー | シングルダイナミックドライバー |
周波数特性 | 20Hz – 18kHz |
インピーダンス | 20Ω |
音圧感度 | 115dB (1kHz / 1Vrms) |
ケーブル長 | 1.3m Y型 |
プラグ形状 | 3.5mmステレオミニプラグ L型 |
重量 | 約19g(ケーブル含む) |
カラー | ブラック、クリア、レッド |
付属品 | シリコン製イヤーピース3ペア フォーム製イヤーピース1ペア キャリングポーチ クリーニングツール |



ちなみに前使ってた『Shure SE215』と『Sennheiser IE 100 PRO』の
スペック差はどんな感じなの?



OK、スペック見比べてみようか
項目 | Sennheiser IE 100 PRO | Shure SE215 |
---|---|---|
ドライバー | シングルダイナミックドライバー(10mm径) | シングルダイナミックドライバー(6.2mm径) |
周波数特性 | 20Hz – 18kHz | 22Hz~17.5kHz |
インピーダンス | 20Ω | 17Ω |
音圧感度 | 115dB (1kHz / 1Vrms) | 107 dB SPL/mW |
ケーブル長 | 1.3m Y型 | 1.62m Y型 |
プラグ形状 | 3.5mmステレオミニプラグ L型 | 3.5mmステレオミニプラグ L型 |
重量 | 約19g(ケーブル含む) | 約26g(ケーブル含む) |
カラー | ブラック クリア レッド | クリア トランスルーセントブラック |
付属品 | シリコン製イヤーピース3ペア フォーム製イヤーピース1ペア キャリングポーチ クリーニングツール | ソフト・フレックス・イヤパッド (S/M/L) フォーム・イヤパッド (S/M/L) ソフトジップケース クリーニングツール |
ケーブル着脱 | 可能(独自Pentaconn端子) | 可能(MMCXコネクター) |
数値的・物理的に優れている部分は『緑』、その逆は『赤』、差がない部分は『黄』としています。



こうして表で比べてみると、
数値的にはやっぱり『Sennheiser IE 100 PRO』が優れている点が多いね



ふむふむ、でも数値的差があるけど、『黄』になっているのはなんで?



そうだね、
インピーダンス的にも感度的にもSE215のほうが優れていそうだけど、数値的差はあれど、多分体感できるほどの差はないんだよ



ちなみに計算してみるとこんな感じ



感度としては『Shure SE215』のほうが感度が高いけど、
インピーダンスは「3Ω」
感度は「5dB」
ほどの差だから、体感できるほどではないって感じ?



うん、実際『Shure SE215』の生き残ってる片側を右耳に
『Sennheiser IE 100 PRO』を左耳に装着して同じ音源聞いてみたけど、
感度の差は感じなかったよ。
実際は、ボリューム調整で音量調整できるので、あんまり問題とならないと思います。
イヤホンテスト
とはいえ、私、音楽業界に勤めているような人間ではない素人なので、どのようなテストをするか迷いました。
だってどんなに性能が良くても、『音の聞こえ方は人それぞれ』だから…。
それなので、”仕様を満たしているか”の視点で、テストをしてみたいと思います。
※あくまでも私の耳では「そういう風に聞こえた」という感じなので、参考程度でお願いいたします。
使用したサイト:https://www.audiocheck.net/soundtests_headphones.php
AudioCheck.netの使い方 (ChatGPTより) ※クリックして開く
AudioCheck.netは、ヘッドフォンやイヤフォンの性能を評価するためのオンラインツールを提供しています。以下に、主なテスト項目とその使用方法をまとめます。
- 周波数特性テスト(低音域):
- 目的: ヘッドフォンの低音再生能力を評価します。
- 方法: 10Hzから200Hzまでのスイープ音が再生されます。音が聞こえ始めた周波数が、ヘッドフォンの低音限界を示します。一般的に、20Hzまで再生できれば良好とされます。
- 周波数特性テスト(高音域):
- 目的: ヘッドフォンの高音再生能力を評価します。
- 方法: 22kHzから8kHzまでのスイープ音が再生されます。音が聞こえなくなる周波数が、高音域の限界を示します。通常、20kHzまで再生できれば優れた性能とされます。ただし、加齢により高音域の聴力は低下する傾向があります。
- スペクトル平坦性テスト:
- 目的: ヘッドフォンが全周波数帯域で均一な音量を再生できるかを確認します。
- 方法: 人間の聴覚特性を補正したスイープ音が再生されます。音量が一貫していれば、ヘッドフォンの周波数特性が平坦であることを示します。特にイヤフォンの場合、装着の深さによって音質が変化するため、このテストを用いて最適な装着位置を見つけることができます。
- ダイナミックレンジテスト:
- 目的: ヘッドフォンが再生できる最も大きな音と最も小さな音の比率を評価します。
- 方法: 大音量のノイズと、徐々に音量が下がる音声が交互に再生されます。音声が聞こえなくなるまで再生し、その時点のデシベル値がダイナミックレンジを示します。数値が高いほど、ヘッドフォンの遮音性が高いことを意味します。
- 品質テスト(バスシェイカー):
- 目的: ヘッドフォンの低音再生時の振動や共振を検出します。
- 方法: 低周波のテストトーンを再生し、異常な振動やノイズが発生しないかを確認します。これにより、ヘッドフォンの構造的な問題や劣化を検出できます。
これらのテストを通じて、ヘッドフォンやイヤフォンの性能を総合的に評価することが可能です。テストを実施する際は、静かな環境で行い、音量を適切に調整して聴覚を保護してください。
Frequency Response(周波数応答)
この項目では、①10Hz~200Hzと②22kHz~8kHzの2種類のテストができます。
Sennheiser IE 100 PROの周波数特性 | |
---|---|
周波数特性 | 20Hz – 18kHz |
①10Hz~200Hzの結果
スペックにある通り20Hz付近から音が聞こえ始めました
続いて②22kHz~8kHzの結果
スペックの18kHzは、残念ながら私には聞こえませんでした。
ただ、17kHzから16kHzの間で聞こえ始めたので、17.5kHzくらいから聞こえた!としておきます。
ちなみに人間の可聴域は『20Hz~20kHz』ですが、悲しいことに加齢ともに聞こえる周波数が低下します。
子ども:20Hz~20kHz
成人:20Hz~16kHz
60代以上:20Hz~5kHz
結果:周波数特性◎
Spectral Flatness and Earbud Insert Test(スペクトル平坦性テスト)
この項目では、ヘッドフォンが全周波数帯域で均一な音量を再生できるかを確認します。
パソコンの音量を『20』に設定して、実行しました。
低周波数から高周波数まで一貫して均一なボリュームで聞こえました
結果:スペクトル平坦性◎
Quality(品質)
この項目では、ヘッドフォンの低音再生時の振動や共振を確認します。
終始ガタガタといった共振やノイズの発生はありませんでした
結果:品質◎
以上の結果から、『Sennheiser IE 100 PRO』は仕様通りの再生能力があり、
再生時に不快になる共振やノイズがないことがわかりました。
色々な音源を聞いてみる
使用機材:Fiio M6



70s~90sの洋楽ロックや日本のロックバンドを中心に聞いていくよ!


Eagles
Hotel California


QUEEN
I WANT IT ALL


MR.BIG
LEAN INTO IT
Daddy, Brother, Lover, Little Boy [The Electric Drill Song]


B’z
Brotherhood


ONE OK ROCK
完全感覚Dreamer


マキシマム ザ ホルモン
ハングリー・プライド
マキシマム ザ ホルモンだけDVD音源で聞きました。
まず驚いたのが、ジャンルはある程度揃えましたが、年代ばらばらでポップなものからラウド系の重いものまであったのに、低音から高音の全域で『クリア』に聞こえました!



な、なんかShure SE215より、全体的にハッキリ聞こえる!
音の輪郭がしっかりしている印象
これが『音の解像度が高い』ということか…!
以前まで愛用していたShure SE215ですが、低音から中音域が強いイメージで、イコライザー無しの状態だと少しこもったような音でした。(あくまで私の感想です。)
しかし、Sennheiser IE 100 PROはイコライザー無し、つまり調整しない状態で全域(低・中・高)とくっきり、はっきり聞こえました!(これも、あくまで私の感想。)
ただ、Shure SE215に慣れているからか、私には少し低音が物足りない気がするので、
この部分はイコライザーで調整したいと思います。
まとめ
9700円のイヤモニ…いや、価格破壊もいいところ。
音の解像度が高く、各音域がバランスよく再生されるってもはやこれ1本あればなんにでも対応できるのでは?
と思うくらいスーパー万能、コスパ最強イヤモニだと私は思います!
昨今では、ワイヤレスイヤホンが台頭しており、すっかり電車や町中で有線イヤホンを付けている人を見なくなりました。
私もワイヤレスイヤホンやヘッドホンは持っていますが、あくまでYoutubeや仕事用
音楽を聴くときは、高校生の時から現在に至るまで有線イヤホン以外で聞いていません。
確かに有線の取り回しは電車内とかだと面倒くさいですが、それ以上にやっぱり音が良い。
ここに尽きるかなと思います。
音楽聞く用に、高いワイヤレスイヤホンを買おうとしている人や本当に安い有線イヤホンを使用している方。
お店で視聴できる場所があれば、ぜひとも試してみてください。



聞いてみな、飛ぶぞ
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