
家の無線ルータが壊れたから、ついでに10G回線引いたんだけどさ



いや、普通無線ルータだけ買うくない?



ちょっと衝動を抑えられなかった



そんなわけで、4年ぶりに無線ルータを買ったので
ハイエンド無線ルータの実力と10G回線がどんなものかも合わせて見て行こう
インターネットの速度に妥協はできない
そんな時代に突入しているように日々感じています。
動画視聴、リモートワーク、クラウドゲーミング、スマートホームの同時接続など、高速で安定した通信環境はもはや贅沢ではなく「生活インフラ」。
実際自宅で無線ルータに接続されているデバイスは何台になりますか?
この記事では、TP-Linkの高級無線ルーター「Deco BE85」について、スペック、実際の使用感、導入の注意点などを詳しく解説します。
Deco BE85とは?
Deco BE85はTP-Linkが誇る最上位クラスの無線LANルーターで、次世代規格「Wi-Fi 7(IEEE 802.11be)」に対応。10Gbpsの超高速通信を可能にし、家庭において超絶ストレスフリーな通信環境を提供します。



あれ、この間Wi-Fi 6に対応したとおもったらもう次世代規格でてるの?



すでに最新のiPhone、最新のAndroidスマホは対応してるよ!
でも実際、まだ規格対応しているデバイスが少なくて
あんまり聞かないよね~



2023年末くらいから製品が出始めて、
現在普及期真っ只中って感じだよ
主なスペック
Deco BE85は、TP-Linkが誇るハイエンドモデルにふさわしく、Wi-Fi 7対応・最大22Gbpsの爆速通信・10Gbpsポート搭載と、まさに家庭用としてはオーバースペックとも言える仕様を誇ります。
メッシュ拡張やセキュリティ機能も充実しており、初心者でもアプリで簡単に扱える点も魅力です。
項目 | 内容 |
---|---|
対応Wi-Fi規格 | Wi-Fi 7(IEEE 802.11be) |
最大通信速度 | 合計最大22Gbps(6GHz + 5GHz + 2.4GHz) |
ポート構成 | 10Gbps WAN/LAN ×2、2.5Gbps LAN ×2 |
メッシュ対応 | Decoシリーズとの連携で簡単拡張 |
セキュリティ | TP-Link HomeShield搭載 |
スマートアプリ | Decoアプリで簡単初期設定&管理 |
Wi-Fi 7とは?
Wi-Fi 7は、従来のWi-Fi 6 / 6Eを上回る速度・低遅延・安定性を実現。
具体的には次のようなメリットがあります。
- 高速通信:最大46Gbpsの理論値に対応(Deco BE85は最大22Gbps)
- 低遅延:オンラインゲームやリモート操作でも遅延を感じにくい
- チャネル幅の拡大:最大320MHzで広帯域通信が可能
- マルチリンクオペレーション:複数周波数帯を同時に使用して通信の安定性アップ
Wi-Fi 7に関しての詳細はこちら
・https://www.tp-link.com/jp/wifi7/
デザインと設置性
円筒型のシンプルなデザインは、リビングや書斎に置いても違和感がなく、インテリアに溶け込みます。 また、メッシュ構成前提の設計になっており、複数台のDeco BE85を設置することで、家中どこでも高速なWi-Fi環境を実現できます。



ま、高すぎて1つしか買えなかったけど






実際の通信速度と使用感
筆者宅(光回線 10Gbps契約)での測定結果:
- 有線接続:最速で7.4Gbps前後(10Gポート使用)
- 無線接続:800Mbps~1Gbps(6GHz帯)※Wi-Fi 7対応端末がないため、Wi-Fi 6端末で計測
- リビング〜2階寝室:800Mbps〜1Gbps




体感としては「ラグが消えた」という印象。
- 有線接続では
- オンラインストレージへのアップロードが爆速
- ゲームダウンロードの速さやオンライン対戦での回線不満ゼロ
- テレビ会議が超安定
- 無線接続では
- 動画視聴ストレスゼロ
- アプリダウンロードが爆速



ふむ、やっぱ1G回線とは全く次元の違う速度がでてるね



実際ここまで速度でると思っていなくて、自分でもびっくりしてる…!



それはさておき、
Wi-Fi 7対応端末持ってないんかい!



衝動買いだし、
基本は有線だから、追々…ね?
他モデルとの比較
TP-LinkのDecoシリーズには、ニーズや予算に応じたさまざまなモデルがラインナップされています。
ここではWi-Fi 6/6E対応の人気モデルと、最新のWi-Fi 7対応機であるDeco BE85を比較。
高速通信やポート構成、価格帯などの違いをチェックすれば、自分にとって最適な1台が見えてくるかも。
モデル名 | 対応Wi-Fi規格 | 最大通信速度 | ポート構成 | 価格帯目安 |
---|---|---|---|---|
Deco BE85 | Wi-Fi 7 | 最大11,530Mbps (6GHz) | 10Gbps×2、2.5Gbps×2 | 約6万円 |
Deco XE75 Pro | Wi-Fi 6E | 最大2,402Mbps (6GHz/5GHz) | 2.5Gbps×1、Gigabit×2 | 約2万円 |
Deco XE75 | Wi-Fi 6E | 最大2,402Mbps (6GHz/5GHz) | Gigabit×3(2.5Gbpsなし) | 約1.5万円 |
Deco X95 | Wi-Fi 6 | 最大4,804Mbps (5GHz) | 2.5Gbps×1、Gigabit×2 | 約2.5万円 |



次世代規格の製品だけあって、
現在のWi-Fi 6ルータに比べて倍以上の価格。



自分の環境に合ったルータ選びが大切だよ






ゲーマーやクリエイターには最適
- ゲーミング用途:
- 10Gbpsポートを備えたDeco BE85なら、ゲーミングPCやPS5などを直接LAN接続すれば、無線を超える圧倒的な低遅延と安定性を実現。
オンラインFPSや格ゲーでのラグや遅延を極限まで排除
- 10Gbpsポートを備えたDeco BE85なら、ゲーミングPCやPS5などを直接LAN接続すれば、無線を超える圧倒的な低遅延と安定性を実現。
- 動画クリエイター:
- NASや編集用PCを10Gbps LANで直結することで、4K〜8Kの大容量映像素材も爆速転送。
編集ソフトの作業も快適になり、編集の待ち時間が大幅短縮。
- NASや編集用PCを10Gbps LANで直結することで、4K〜8Kの大容量映像素材も爆速転送。
- テレワーク:
- ビデオ通話やVPN接続も安定そのもの。
帯域を食う作業も分散して有線化することで、家庭内の家族への影響も最小限に。
- ビデオ通話やVPN接続も安定そのもの。
ちなみに筆者はVPNは「NordVPN」を使用しており、VPN環境下でもなかなかな速度が出ていて、
ストレスは感じません。
◇NordVPNについてはこちらから
ちなみにVPN接続状態での回線速度はこんな感じ。







1G回線の実測値くらいの速度が出てるから、なんも困らなさそう



うん!
VPNは株取引、仮想通貨取引、ネットバンキングなんかで使うんだけど
全く問題なし!
注意点と導入タイミング
【注意点】
- Wi-Fi 7対応端末がまだ少ない
- 記事作成時点ではWi-Fi 7に対応しているのは、iPhone 16 Galaxy S24 UltraやPixel 8 Pro、ハイエンドノートPCなど一部に限られます。
普及が進むまでは、「せっかく最新ルーターを導入しても性能を活かしきれない」状況になりがちです。
- 記事作成時点ではWi-Fi 7に対応しているのは、iPhone 16 Galaxy S24 UltraやPixel 8 Pro、ハイエンドノートPCなど一部に限られます。
- 10Gbps回線が必要
- Deco BE85の真価を引き出すには、10Gbpsクラスのインターネット回線と、それに対応したONU・ルーター構成が必要です。
もし契約が1Gbpsのままだと、内部ネットワークの高速化は享受できますが、インターネット通信自体はボトルネックになります。
- Deco BE85の真価を引き出すには、10Gbpsクラスのインターネット回線と、それに対応したONU・ルーター構成が必要です。
- 価格が高い
- Deco BE85は1台あたり約6〜7万円前後と高価格帯。
メッシュ構成を組む場合は最低でも2台、広い家では3台以上必要になるため、初期投資として10万円を超えるケースも。
コストに見合う価値を感じられるかが導入のポイントになります。
- Deco BE85は1台あたり約6〜7万円前後と高価格帯。



何台も買える値段ではないかな
【導入タイミング】
Wi-Fi 7は、2025年後半から2026年にかけてスマホやPCの対応が本格化し、一般家庭でも徐々に主流になると見込まれています。
そのため、「買い替えのベストタイミングはもう少し先」と考えるのが現実的です。
Wi-Fi 7に普及に関する記事:
https://www.networkworld.com/article/3806086/wi-fi-7-in-2025-will-this-be-the-year.html
https://www.usiglobal.com/en/blog/wifi7-future-of-wireless-connectivity
しかし、以下のような条件に当てはまる方にとっては、導入価値アリです。
- すでに10Gbps回線を契約している
- Wi-Fi 7対応端末を複数台所有
- ゲーミングや映像編集、NAS運用などの用途でネットワーク負荷が高い
- 家全体を高速・低遅延なメッシュネットワークで構築したい
こういった方にとって、『Deco BE85』は有力な選択肢になります。
まとめ
これまで業務用や一部のユーザーに限られていた10Gbpsが、一般家庭でも現実となっています。
動画ストリーミングの高画質化、クラウドゲームの普及、大容量ファイルの高速アップロード
そうした次世代のデジタルライフを、Deco BE85なら安定かつ遅延なく実現できます。
ただ、Wi-Fi 7の本格運用は2025年後半から2026年にかけて、スマホやPCなどのWi-Fi 7対応端末が
一気に増加する見込み。
Deco BE85は、そんな次世代通信規格に対応することで、数年単位での使用できる製品です。
今導入しておけば、今後の「買い替えの手間」や「通信ボトルネック」に悩まされることもありません。
確かに、価格は1台あたり6万円以上と決して安くはありません。
しかし、その代わりに得られるのは、高速かつ安定した通信環境が手に入り、ストレスの少ないオンライン体験が可能になります。
特に、リモートワークや動画編集・配信など時間=お金に直結する作業を日常的に行うユーザーにとっては、むしろ“コストパフォーマンスが高い”選択と言えるでしょう。
安価なルーターで「もう限界…」と感じているなら、Deco BE85の導入は生活の質を変えるレベルのアップグレードになります。
家族全員のスマホやPC、スマート家電までをまとめて高速・安定接続
通信のストレスから解放された、これからの家庭ネットワークを、いち早く体感してみてはどうでしょうか。
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